夜の果てまで

2005年7月7日 読書
ISBN:4043743017 文庫 盛田 隆二 角川書店 2004/02 ¥780
二年前の秋からつきあっていた女の子から突然の別れ話をされた春、俊介は偶然暖簾をくぐったラーメン屋で、ひそかに「Mさん」と呼んでいる彼女と遭遇した。彼女は、俊介がバイトをしている北大近くのコンビニに、いつも土曜日の夜十一時過ぎにやってきては、必ずチョコレートの「M&M」をひとつだけ万引きしていくのだった…。彼女の名前は涌井裕里子。俊介より一回りも年上だった―。ただひたむきに互いの人生に向き合う二人を描いた、感動の恋愛小説

なんだか、現実にありそうな話で、こわい。

私はとてもこわがりで、痛がりだ。
子供に対しての性的虐待系の本は、読まない。
とてもおそろい。自分がその場にいて、助けられない事も
くやしいし、たとえいても助けられるかどうかわからない。
ヤラレテしまった(過去形)話だし、逃げられなくて、うらんだり、
精神分裂してしまったり、他の人にあてこすりしたり死んでしまったり
物語だから、どうしようもないってのもあるけれど…
とにかく私にとって、今更どうにもならない、手がだせない、
危険、対処のしようがない。。。というたぐいの話はとてもこわい。
不倫もそうだ。主人公たちの大胆さにハラハラして
もう嫌だ!こわい!…と思う。金曜日の妻たちってのは
私にとってはとても”ぎゃー!逃げて〜!”という本だ。

で、この作品はこわい。ところどことで、思いとどまって欲しい場面がある。
登場人物に堅い意志や、決心など諸々を、求めてしまうが
現実も物語りも、私の思い通りには進まない
もう一つ何かがあれば、
こわくても、おもろい本になるんだけどね。

ってわけで、ブックオフ

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