ISBN:4048735950 単行本 柳 美里 角川書店 2005/04/08 ¥1,470
テレビ朝日系連続テレビドラマ原作。
偶然にも第一回を見て、おもしろそうだったので、本屋に行ってみた。
私は、TVをみるのが面倒だと思うタイプで映画を見るより、本がいい。
連続なんてとんでもないと思った。
まだ出版していないのか、それとも売り切れだったのかわからないが、
TVの放映第三回目くらいで、ようやく本をみつけることができた。
読んでみると、本とドラマでは、ちょっと違う。
仕方ない…。TVも見なければと思い、最終回まで見た。
”あめ”の母親(最初は、亡くなったと聞かされていた)は
あめを自分のもとに引き寄せようといて、
学校の前で待ち伏せしたり、執拗に追いかけたりするのだが
あめは、父親とのくらしを選んでいる。
TVの場合、映像がともなうので、
特に強く思うのかもしれないが、
最終回で、母親の家から抜け出した あめが、
幼馴染(ほくと)の単車の後部座席にまたがり
急いで父親の待つ遊園地に向かうのだが、
その二人を強引に車で追跡するシーンを見て
「本当に母親なのか?」と思ってしまう。
幼い頃聞いた、大岡越前の裁きで、どちらが本当の母親かを
見分けるために、子どもの手を引っ張らせる。
最初は自分の方に引き寄せようと、二人の母親は手を引っ張るが、
本当の母親は、痛がるわが子の手を離す。
という話を思い出す。
あんなに強引に車で単車を追い回して、
事故などおきやしないか?
あせって、単車がこけてしまわないか?
あめは母親の前から完全に姿を消す事はない。隠れない。
普通に学校へ行き、家を引っ越すこともない。
あめの幼馴染ほくとの両親と、あめ・あめの父親は常に接触しているのだから、
彼らに連絡すれば、必ずあめに会える。
なのに、何故だろうか?
この母親の行動、おかしいわ!危ないわ!
あめが、事故するわ。
と、あめの身内でも友人でもない私がうるさく叫ぶので、
きっとみんな、私とTVを見るのは金輪際お断りなんだろ。
蝶の撮影旅行に出かけたきり、2週間も音信不通だった父(ともはる)が帰ってきた。ひとりで留守番をしていた12歳の少女(あめ)は喜ぶ。しかし、帰国した父は、いつもと様子が違っていた。少女の身に降りかかった、甘美で残酷な“孤独”の日々。柳美里初の怪談。
テレビ朝日系連続テレビドラマ原作。
偶然にも第一回を見て、おもしろそうだったので、本屋に行ってみた。
私は、TVをみるのが面倒だと思うタイプで映画を見るより、本がいい。
連続なんてとんでもないと思った。
まだ出版していないのか、それとも売り切れだったのかわからないが、
TVの放映第三回目くらいで、ようやく本をみつけることができた。
読んでみると、本とドラマでは、ちょっと違う。
仕方ない…。TVも見なければと思い、最終回まで見た。
”あめ”の母親(最初は、亡くなったと聞かされていた)は
あめを自分のもとに引き寄せようといて、
学校の前で待ち伏せしたり、執拗に追いかけたりするのだが
あめは、父親とのくらしを選んでいる。
TVの場合、映像がともなうので、
特に強く思うのかもしれないが、
最終回で、母親の家から抜け出した あめが、
幼馴染(ほくと)の単車の後部座席にまたがり
急いで父親の待つ遊園地に向かうのだが、
その二人を強引に車で追跡するシーンを見て
「本当に母親なのか?」と思ってしまう。
幼い頃聞いた、大岡越前の裁きで、どちらが本当の母親かを
見分けるために、子どもの手を引っ張らせる。
最初は自分の方に引き寄せようと、二人の母親は手を引っ張るが、
本当の母親は、痛がるわが子の手を離す。
という話を思い出す。
あんなに強引に車で単車を追い回して、
事故などおきやしないか?
あせって、単車がこけてしまわないか?
あめは母親の前から完全に姿を消す事はない。隠れない。
普通に学校へ行き、家を引っ越すこともない。
あめの幼馴染ほくとの両親と、あめ・あめの父親は常に接触しているのだから、
彼らに連絡すれば、必ずあめに会える。
なのに、何故だろうか?
この母親の行動、おかしいわ!危ないわ!
あめが、事故するわ。
と、あめの身内でも友人でもない私がうるさく叫ぶので、
きっとみんな、私とTVを見るのは金輪際お断りなんだろ。
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