ママが怖い/お母さんのバウムクーヘン食べたの誰?!
2005年6月27日 日常
暑い暑い暑い。じわじわ暑いのよ。
この汗の出方は、とほい昔の記憶を呼び覚ます。
古い記憶をたどってみた
***「お母さんのバウムクーヘン食べたの誰?!」***
毎年夏になると、エリート商社マンである父には、
多量のお中元が届く。
(後で知ったことだが、もらうのも多いが、
送るのも多かったようだ。)
雪印バター・チーズセット・ふりかけセット・
のり・つくだに・缶詰・カルピス・味の素セット
タオル・シーツ・石鹸・ハム詰め合わせ
ビール・ジョニ赤・ジョニ黒・ナポレオンなどの酒類
その他もろもろろ…少なくとも各数10ケースくらいずつ届く。
とにかく多量に届くので、皆さんに食べていただいたり
していたのだが、我が家の冷蔵庫には、まだまだ
ロースハムがゴロゴロしていて、めざわりだったし
(晩のおかず、ハムステーキばっかし!)
缶詰の焼きプリン・水ようかん(不人気)が、
冬まで放置されたりした。
人気が高かったのは、バウムクーヘンやラング・ドシャなどで、
夏中合計すると、一人3缶は確実に食べているはずだが、
まだまだ食べたいお年頃だった。
特にバウムクーヘンばかり食べている偏食気味の私は
一人で一本半を食べてしまったので
母にレッドカードを出されていた。
或る夏の日、
良い子の私と妹が、お留守番をしていた時の事だった。
新たに、バウムクーヘンらしきお中元が来たのをよいことに、
二人は残してあった、母のバウムクーヘンを食べてしまった。
急いで、今来たお中元の包みを開けてみると
それは、バームクーヘンではなく、別のものだった。
母が戻ってきた。しばらくすると、階下から
「ちょっと二人とも降りてきなさい」
「お母さんのバウムクーヘン食べたの誰?!」
クーラーがきいていたのに、ひどく脂汗が沸いてきた。
丁度今と同じような感じ。
今は何も悪いことしてないし、
バームクーヘン独り占めしたわけでないのに、
あの時の汗に似ている。
あの、じわじわと流れてきた脂汗の量は、
いつ母親がバームクーヘンが無いことに気づくかというドキドキ感よりも、
「あたしじゃないもーーん」と言った私の横で
「おかあさん、ごめんなさい。でも、お姉ちゃんも食べたよ。」
と言った妹の重大発言後の
瞬間脂汗量の%の方が多い。
私は昨日に続いて、二日連続ひっぱたかれたことになる。
妹は、食べたくせに叱られなかった。
妹に「本来ならあんたも叱られるはずだったのに、
あたしのお陰で助かったんだよ。礼をいいなよ。」と
言うと、それを母に告げ口したため、私は又叱られた。
本当にいまいましい妹だ。
今考えると小学校時代の私は以外と卑怯だったようだ。
歳を経るにつれ、どんどん正義の味方に変身していったのだ。
結果オーライ?なのかもしれない。。
妹に言わせれば、「罪ほろぼし」なのだそうだ。
妹は、あの頃のまま、まったく変わってない。
この汗の出方は、とほい昔の記憶を呼び覚ます。
古い記憶をたどってみた
***「お母さんのバウムクーヘン食べたの誰?!」***
毎年夏になると、エリート商社マンである父には、
多量のお中元が届く。
(後で知ったことだが、もらうのも多いが、
送るのも多かったようだ。)
雪印バター・チーズセット・ふりかけセット・
のり・つくだに・缶詰・カルピス・味の素セット
タオル・シーツ・石鹸・ハム詰め合わせ
ビール・ジョニ赤・ジョニ黒・ナポレオンなどの酒類
その他もろもろろ…少なくとも各数10ケースくらいずつ届く。
とにかく多量に届くので、皆さんに食べていただいたり
していたのだが、我が家の冷蔵庫には、まだまだ
ロースハムがゴロゴロしていて、めざわりだったし
(晩のおかず、ハムステーキばっかし!)
缶詰の焼きプリン・水ようかん(不人気)が、
冬まで放置されたりした。
人気が高かったのは、バウムクーヘンやラング・ドシャなどで、
夏中合計すると、一人3缶は確実に食べているはずだが、
まだまだ食べたいお年頃だった。
特にバウムクーヘンばかり食べている偏食気味の私は
一人で一本半を食べてしまったので
母にレッドカードを出されていた。
或る夏の日、
良い子の私と妹が、お留守番をしていた時の事だった。
新たに、バウムクーヘンらしきお中元が来たのをよいことに、
二人は残してあった、母のバウムクーヘンを食べてしまった。
急いで、今来たお中元の包みを開けてみると
それは、バームクーヘンではなく、別のものだった。
母が戻ってきた。しばらくすると、階下から
「ちょっと二人とも降りてきなさい」
「お母さんのバウムクーヘン食べたの誰?!」
クーラーがきいていたのに、ひどく脂汗が沸いてきた。
丁度今と同じような感じ。
今は何も悪いことしてないし、
バームクーヘン独り占めしたわけでないのに、
あの時の汗に似ている。
あの、じわじわと流れてきた脂汗の量は、
いつ母親がバームクーヘンが無いことに気づくかというドキドキ感よりも、
「あたしじゃないもーーん」と言った私の横で
「おかあさん、ごめんなさい。でも、お姉ちゃんも食べたよ。」
と言った妹の重大発言後の
瞬間脂汗量の%の方が多い。
私は昨日に続いて、二日連続ひっぱたかれたことになる。
妹は、食べたくせに叱られなかった。
妹に「本来ならあんたも叱られるはずだったのに、
あたしのお陰で助かったんだよ。礼をいいなよ。」と
言うと、それを母に告げ口したため、私は又叱られた。
本当にいまいましい妹だ。
今考えると小学校時代の私は以外と卑怯だったようだ。
歳を経るにつれ、どんどん正義の味方に変身していったのだ。
結果オーライ?なのかもしれない。。
妹に言わせれば、「罪ほろぼし」なのだそうだ。
妹は、あの頃のまま、まったく変わってない。
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